あるサービスにデータ登録するとき、登録済のキーワードは登録できないことがある。差分だけ登録してくれると便利だが、そうしてくれないサービスもある。
以下のサンプルデータがあるとき、B列のキーワードを除いたキーワードリストを作りたい。B列にあるBananaとMangoは、A列にも存在している。
A | B |
---|---|
Apple | Banana |
Orange | Mango |
Banana | Peach |
Pineapple | Pear |
Peach | |
Grape | |
Mango |
2つのキーワードリストから重複を省く手順
これらの重複を削除するには、以下の手順を実行する。
- 新しい列を追加し、C列とする。
- C列の1行目に、以下の式を入力する。
=IF(COUNTIF($B$1:$B$8,A1)=0,A1,"")
この式では、A列にある値がB列に存在しない場合は、その値をC列に表示し、存在する場合は空白を表示する。上記の式では、A列のデータ範囲がA1からA8、B列のデータ範囲がB1からB8であると仮定する。必要に応じて、データ範囲を変更すること。 - C列の1行目の式を、C列の全ての行にコピーする。式をコピーする際には、セルの参照範囲が正しいことを確認すること。
- C列の空白のセルを選択し、削除する。これにより、重複を除いた値の一覧が表示される。
以上が、Excelを使って重複を除いた値の一覧を作成する方法で、大量のデータから必要な情報を取り出せる。
出力例
以下が、重複を除いた値の一覧が表示された表の例。
A | B | C |
---|---|---|
Apple | Banana | Apple |
Orange | Mango | Orange |
Banana | Peach | Banana |
Pineapple | Pear | Pineapple |
Peach | ||
Grape | ||
Mango | Mango |
C列にはA列と同じ値が表示され、B列に重複する値がある場合は、B列の値が除かれている。
後は、C列を値がある列だけにフィルタリングすればOK。